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2009.08.15

東名崩落、水道管破裂と同次元の問題~「耐用年数」間近を痛感

8月11日に静岡県付近で発生したマグニチュード6.5の地震で、東名高速道路の牧之原市付近で大規模な盛り土の滑落が発生、復旧に5日を要している問題。

自然災害に起因する盛り土の滑落事故であるが、単に自然の力だけで済ませることはできない問題を新たに提起したといえる。

それは、今回の事故箇所との直接の関連はない、道路の「耐用年数」の問題だ。

開通40周年を迎えた東名高速。道路の法定耐用年数は60年、橋梁は48年とされているが、コンクリート造の橋梁は大規模修繕ができない(橋脚の回りを囲む程度。鉄製の場合は大規模修繕可能だが錆びやすく耐用年数が短い)。また集中工事による舗装のメンテナンスは「補修」であって「大規模修繕」ではないから、耐用年数を延長させる効果はない。「法定耐用年数」が「機能的耐用年数」と一致するものではないが、(物理的耐用年数まで供用することができないことは無論である)このままの運用を続けていくならば、あと15~20年程度で大規模修繕の必要に迫られるだろう。

ここで思いを巡らせるのは、近年多発している水道管の破裂事故のこと。

メンテナンス抜きで、本当に壊れそうなところが見つかったときにその応急処置しかしないからあんなことが多発するのだ。

水道管の交換は数日の我慢で済む話だが、日本の大動脈の交換は数日で済む話ではない。数ヶ月の問題だ。さらに昼間だけ工事して朝晩は普段通り使えますよ…なんてこともできないから様々な支障が生じる。

一般道路なら迂回路で済む話でも、高速道路となると話が違う。迂回路なんか作ったら1日7万台以上の交通量なんか捌けっこない。


…結局、大規模修繕中の代替道路を設けないで混乱を回避することは不可能という結論が至極真っ当と言うことになる。

その代替道路がいわゆる「第二東名」というものだろう。
こんなこともわからんクズが跋扈しているのがこの日本という国だ。

それでも第二東名建設反対を叫びたい方に対しては、こう言いたい。

あなた方は、少なくとも「集中工事程度の制約で耐用年数を数十年延ばす修繕方法の研究成果」を提案すべきだ。

混乱なき大規模修繕方法の提案なき第二東名建設反対論、これはまさに「55年体制時の旧社会党」とうりふたつの「対案なき反対」や、現在の民主党マニフェストが示すような「財源なきバラマキ」と同類だと断言せざるを得ない。まさに噴飯ものである。

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