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2007.10.14

地域別価格~吉野家はマクドナルドのように受け入れられるか?

チェーン店の地域別価格のお話し。

今年6月に日本マクドナルドが導入して成果を上げたのを受けて、ローソンと吉野家が地域別価格の導入に積極的な姿勢を見せている(いずれも10月中に行われた社長記者会見中の発言の報道から)。

日本マクドナルドの導入がおおむね受け入れられたと見ての判断だろうが、果たしてこれが吉野家でも受け入れられるだろうか?私は非常に懐疑的である。

当然、都市圏の店舗を利用する人にとっては値上げであり、許せないと感じる人も少なくないだろう。だが、日本マクドナルドは、積極的にオンラインクーポンの利用を推奨して対応している、というところはあまり語られていないところである。

日本マクドナルドのオンラインクーポンは携帯電話からインターネットに接続して取得でき、クーポンが利用できるメニューも常時20種類近く用意している。もともと地域別価格の導入前から続けていたサービスで、地域別価格の導入後も、ほとんどのクーポンの値段を導入前と同じ水準に据え置いているのが隠れた特長だ。日本マクドナルドのお客様相談室にわざわざ電話を掛けてくるようなクレーマーに対しては、オンラインクーポンを利用すれば多くのメニューを従来どおりの価格で提供していることを説明している。ケチなクレーマーも、要は自分さえ良ければいいだけにそれで十分納得しているようだ。

ローソンの地域別価格の導入は経営判断として間違っていないだろう。もともとCVSは安売りの業態ではないのだから、数十円の値上げで客足が離れる客が増えるとは思えない。どうしても今すぐこの品物が必要だと思う人がサクッと買えるのがCVSの良さであって、経営に響くようなことは考えにくい。

では果たして吉野家はどうなのか。低価格を売りにする吉野家のキャンペーンは比較的回数が少なく、常時利用できるようなクーポンの提供がない。そんな中で地域別価格を導入して、果たして客足をつなぎ止めることが出来るのだろうか。吉野家の利用客は男性が多いだけに、クレーマーにならず黙って足が遠のいてしまう…というシーンが多いと考えられ、いったん勝ち得た安売り王の信頼をまたひとつ損なわせることになるのは、得策ではないと思われる。

吉野家の経営陣は、果たして日本マクドナルドの地域別価格路線でも顧客の不平不満が広がらない本当の理由を正しく把握しているのだろうか。次回の記者会見で、経済部記者連中はそこの所を厳しく突いた質問をしてほしいものだ。

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